「葛飾アピール」サイトを続けるにあたって
★2014年末から15年秋にかけて、安倍晋三内閣が国会に出してきた「安保法制」が大きな議論を呼びました。これを受けて、議論や検証のための活動を紹介・交流する目的で、この「葛飾アピール」サイトを作りました。
★しかし、2015年秋に安倍内閣は、「集団的自衛権」の容認を前提とする「安保法制」を成立させてしまいました。
★それまでの代々の内閣は、「戦争放棄」「戦力不保持」「交戦権の否定」を規定している「憲法9条」と、明らかに「戦力」である「自衛隊」の活動との矛盾を「集団的自衛権は含まない、あくまでも自衛の目的」に限ることで「合憲」という解釈をとってきたのですが、この時の安倍内閣は、従来の解釈をとる内閣法制局長官を更迭、「集団的自衛権」を「条件つきなら容認」できるという元・外務官僚に交替させることまでしました。
そして、国会周辺の大規模な市民の抗議も、憲法学者の8〜9割という人々の懸念も、野党の反対も押し切って、国会で強行採決したのです。
ここに至るまでにも、「特定秘密法」「共謀罪法」など、行政の透明化に反し、人権抑圧や言論・報道の自由に関わるとして、憲法違反の疑いを指摘された法案を、国会の多数派をたのみに、次々に成立を強行してきました。
こうした内閣の動きは、「天皇または摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員」の「憲法尊重と擁護義務」を定めた憲法99条に違反するという指摘もあります。
こうした、憲法無視の政治を一日も早く止めるために、おもに葛飾に根ざした、さまざまな試み・活動をしている市民の情報を集め、発信するサイトとして、「葛飾アピール」を新装開店することにしました。
★分野は、「戦争と平和」の問題に限りません。「日本国憲法」に盛り込まれた、前の大戦の教訓から学んだ理念・精神に添った、さまざまな活動が含まれます。2011年の東日本大震災とそれに続く原発事故のその後の課題もあります。
★みなさんの御利用をお待ちしています。「問い合せ」フォームから、お知らせください。